カウアン氏はまさにハヤブサ

ご無沙汰しました! iPhoneを買い替えた際、はてなblogになぜか入れなくなってしまい、すっかりご無沙汰してしまいました。 本日、ようやく入れました! 早速、何か書いてみようと思います。 ジャニーズ問題が取り沙汰されていますが、どんなに時間が経って…

10月6日の日テレ 「未成年の性被害」放送

知り合いの女性がインタビューを受けたドキュメンタリー番組、10月6日(日)深夜25:10分〜放送だそうです。深夜ですので、録画してみてくださいね。 10月6日と13日、2週連続放送。 1回目のテーマが「未成年の性被害」です。 番宣用の短い動画がこちらで見…

未来からのメッセージ

私は、今という時間の中に、未来の自分も同時に存在していて、そこからの情報も得ているのではないか、と思うことがあります。 たとえば私はいちばん生きづらさを感じていた中学の頃、ふと「私は死なない」と決めたことがあったのですが、当時はそれが自分の…

今夜のEテレ「性犯罪をやめたい」

性犯罪を犯して逮捕歴がある人々が どのように更生できるのか、 再犯防止プログラムが行われている 精神科クリニックの半年間を追った密着ロケ。 今夜11時からの放送です。 ETV特集 - Yahoo!テレビ.Gガイド[テレビ番組表] 性犯罪はなぜ起きるのか、 社会の構…

親への怒りについて、専門家の解説

兵庫県立大学大学院の冨永先生が、 「親への怒りについて」と題した 過去記事を臨床心理士の参考資料として 解説してくださいました。 私が自然に辿っていたプロセスの中から イメージ壺療法、 EMDR、 エクスポージャー療法など、 プロの目から見た治療のポ…

心愛ちゃんへの性的虐待が判明

今日のトップニュースで各社メディアが報じている、心愛ちゃんへの性的虐待。 千葉の女児虐待死 “性的虐待の疑い”診断も 一時保護解除 | NHKニュース じつは事件当初もチラッとこの情報は出てはいたのですが、その後はなぜか報道されず、情報源がはっきりし…

今夜のシンポジウムのお知らせ

5月5日の朝日新聞の記事です。 父の性暴力、家族のために沈黙する娘「抵抗なんて無理」:朝日新聞デジタル 今夜、東京の日比谷で以下のシンポジウムが行われます。 性犯罪をなくすための対話 第7回 「強制性交等罪―続く無罪判決から問題点を考える―」性犯…

『フラッシュバック 桜守家の近親五重奏』

本業が忙しく、すっかり間が空きました。公開に向けて少しずつ進めていることもありますが、準備が整いましたら、あらためてお知らせいたします。今日は『フラッシュバック 桜守家の近親五重奏』という本をご紹介したいと思います。これは聞き書きによる実話…

みんなでスライバーになりましょう

父からの性的虐待 被害女性が実名で相談応じる 「体験者同士で話すと心が軽くなる」 - 毎日新聞 ペコです。 大事な仲間のゆかりさんの記事が 今朝、毎日新聞でネット配信され、 トップニュースになっています! ゆかりさんのブログにリンクしているので、 こ…

「当事者が語る加害者と対話する理由」に行ってきました。

「性犯罪をなくすための対話」シリーズ、第6回は場所が日比谷コンベンションホールに変わり、今回は加害者との対話を続けている写真家、にのみやさをりさんの講演と、後半は企画者である弁護士の上谷さくらさん、臨床心理士の齋藤梓さんら専門家によるパネル…

親への怒りについて

自分がこんなに苦しいのは親のせいだとか、親に謝ってほしい、という気持ちが出てくるのはプロセスとして当然のこと。遅まきながら、不当な扱いを受けていたことに気づき、怒りを感じるのは当たり前です。むしろそういう本当の感情が出てこない方が危ない。…

被害者意識について

日常に起きるさまざまな出来事を一瞬、愚痴りたい、嘆きたい、ということは誰にでもあると思います。言った方も言われた方も、そこでサッと流していけるならば、小さなガス抜きや嘆きは、人間らしさでもあり、いいことだと私は思っています。 正直に本音がい…

心愛ちゃんの絶望

心愛ちゃんの虐待死が話題になっていますが、 矢川冬さんも書いておられるように 「死因不明」の報道をみて、 私も彼女は死を選んだのだと思いました。 父親は心愛ちゃんをせっかんするために2日間会社の休みをとり、朝から風呂場に立たせて、冷水を浴びせ…

実父からの性虐待の補足です。

実父からの性虐待の記事の中で、 「父親が謝るのは、叱られたから」の意味がわからないというコメントをいただきましたので、補足させていただきます。 性犯罪者は、自分のしていることが「ちょっとしたいたずら」であって、さほど悪いことだと思っていませ…

EPOさんの記事、読みましたか?

みなさま、しばしご無沙汰しましたが、 いかがお過ごしでしょうか。 私はその後、何人かの同じ体験者の方々と 交流を深める日々でした。 素晴らしい感性を持った方々に 出会えたことは僥倖です。 その中で少しづつ準備を始めたり、 計画していることもありま…

性的虐待サバイバーとして生きる3

家庭内で行われてきた性的虐待は、私の人生に大きな影響を与えたと思いますが、特別なこととも思っていません。もちろん自分にとっては特別なことですし、親との関係も複雑ですが、親から適切な愛情をかけられなかった人のなんと多いことか、と思うとき、自…

新しい世界へ

人はさまざまな思い込みの中で生きていますが、新しい視点を持ったとき、ようやく思い込みが抜けていくように思います。新しい視点なしに、人は変われないのではないでしょうか。 性虐待を受けて育った方々とお話する機会が多くなり、色々見えてきたことがあ…

母親への愛着障害について

いろんな体験者のお話を聞いていると、家庭内の性的虐待で、いちばんネックになるのはやはり母親との関係だとつくづく感じます。私がいちばん苦しんだのも、父親にではなく、母親でした。色々な母親がいますので、一概にはいえませんが、夫が娘を性的対象に…

映画『エクスポーズ 暗闇の迷宮』

映画や本については、一緒に活動している宮本ゆかりさんのブログ「性虐待はなぜ起きる」に書かせていただいています。よかったら読んでみてくださいね♡ 『エクスポーズ 暗闇の迷宮』原題、神の娘について - 性的虐待‥性虐待はなぜ起きる

次の世代のために

最近、官僚のセクハラやタレントのわいせつ事件の報道が続いています。家族問題研究所の池内ひろ美さんのこの記事、なるほどと思いました。先日の官僚のセクハラ疑惑に対する社会考察なのですが、セクハラの文字を性虐待に置き換えて読んでみてください。 全…

家庭内ストックホルム症候群

家庭内で虐待を受けてきたサバイバーは、生き残るためにとる手段として、「親を好きだと思う」ことがしばしばあるようです。自分で自分の心にフタをして、逆に親をいい人だと思うことで生き延びようとします。ストックホルム症候群は、ストックホルムで実際…

明治生まれの祖母

私の母方の祖母は96歳で、天寿を全うしました。東京生まれの東京育ちで、ヒロシくんはシロシくん、化粧品はケショウシン、ヒがシになってしまう江戸っ子で、七人兄弟の末っ子でした。 疎開先(関東大震災)の国府津から同じ電車で通う祖父に見染められて、結…

誰が十字架を背負うのか

実父からの性虐待を告白した私に、母は言いました。「これからは家族全員が十字架を背負って生きるのよ」と。 小学生の私は、ズシッと背中に大きな十字架を背負った気持ちになりました。家族からの性虐待は人にはいえない秘密であり、消えない傷です。これか…

「橋の下で拾ってきた」という母

子供は動物のように感覚的に生きているので、案外、大人の精神状態も見抜いています。母は情緒が不安定で、トランキライザーという精神安定剤をよく飲んでいました。 もちろん機嫌がよく、優しい面もあるのですが、同居する姑を憎んでいましたし、親戚も大っ…

実父からの性的虐待

私が実父から受けていた性的虐待を母に打ち明けることができたのは、小学校高学年の頃です。 わが家は当初、平屋でしたが、その頃は建て増しして二階屋になっていました。毎晩、性虐待を受けた子供部屋は、そのいちばん奥にありました。 休日だったのか、あ…

性虐待サバイバーとして生きる2

先日、性暴力サバイバーの方々とお話する機会がありました。 人それぞれ、さまざまな後遺症やPTSDを抱えながら、ゆっくり回復してきていました。まだ完全とはいえないまでも、少しずつ少しずつ乗り越えていく。 何か強い傷を負った樹木のように、人間が生き…

心の通わない家族

昨日の続きです。うちの場合は、加害者であった父親がアスペルガーで、人の気持ちが基本的にわかりません。そのために性虐待が起きたのですが、今でもやめて!と、懇願したことをやり、すぐに境界線を超えて、他人の領分に介入してきます。自分と他人の区別…

本当の毒出しは40代から?

性虐待に限らず、機能不全家族に育った人は、原家族となんとか折り合いをつけるため、生存本能として自分が生きやすいように、都合のいい解釈をして生きてきています。 きっと親は自分のことを大事に思ってくれているに違いない、と信じることで生き延びたの…